料理人到着
さようなら〜、モロッコ!
右に見えるのがアフリカ大陸、左に見えるのがユーラシア大陸。
ジブラルタル海峡って、本当に目と鼻の先なのですな。
買い物しすぎてバックパックとボストンバック。
家財道具一式背負った夜逃げ人のような、私。
降り立った空港は成田ではなく、
マドリッド。
とっても親しい友人がマドリッドにいると言うので、合流して3日間ほどホテルに居候。
荷物増やした自分が悪いくせに、空港からタクシーに乗ってしまおうかと、倹約トラベラーらしからぬ誘惑になびきそうになってしまったけれど、空港インフォメーションで、タクシーなら35€、地下鉄なら2€と聞いて、即、地下鉄を選ぶ。
こんな所で誘惑に負けたら、スークの値切り合戦が水の泡。
乗り換え一つ、約30分程でホテルの最寄りの駅に到着。
地上へ出ると、モロッコにも負けない太陽の真っ直ぐな光。
悪くない。というか、ほこりや煙までも地面に焼き付けてしまいそうな光の力。
サイコー!!!
30℃くらいありそうだけれど、40℃近いモロッコから来た私には全てが心地よし!
いいねー、いいねー、マドリッド。
「はろ〜、おひさ〜」
「わ〜、やっぱり。そろそろ着くなぁと思ってたんです」
ホテルのロビーで夜逃げ人に微笑むのは、
めっちゃ元気な上田藍、26歳。
翌日、画伯はマドリッド大会なのですな。
(マドリッドの男と会うと思った??? 思ってない? ざーんねーんでした)
5分、10分の距離に住んでいると言うのに、なんでまたマドリッドで会う約束してるんだか。フフフ、こういうの楽しいな。
「おっ、来たね〜」と山根コーチ。
「来ちゃいました」と私。
「藍ちゃん、何が食べたい?」
明日がレースともなれば、美味しいものを食べなきゃ!
部屋はかなり立派なキッチン付き。勝負飯、作ったるでー!!!
「スープが食べたいです」
了解〜! 気合い満点。夜逃げ人、料理人に変身。
ひよこ豆と野菜たくさん、トマトのオニオンスープ。
豚肉とズッキーニのガーリックソテー。
ごはん。
オレンジジュース。
我ながら、バランス良く、手際良く、納得の夕飯。
「うまい、うまい」
とモリモリ食べておかわりしようとしているのは、隣の部屋の稲毛男子、ユウイチ。
「食べちゃダメ! それ、明日の藍ちゃんの朝ご飯だから」
危ない、危ない。目を離せば、すぐに鍋が空っぽ。
いっぱい食べてくれるのは、とっても作り甲斐があるんだけどね。
いつもと変わらぬ澄んだ瞳の画伯が、「おいしー」って食べてる。
何も不思議な光景ではないんだけれど、心底ホッとする。
アタマに血の固まりが? 足が内出血でネズミ色?なんて、嘘だったんじゃないのって。
頭を打ってない私の方が、記憶を疑ったりして。
バイク事故からたった1ヶ月半。「たった」とは決して言えない忍耐の時間。
レース前だけど、一緒にご飯食べてたら、
今の時点で最速は他の誰かかもしれないけど、最強は上田藍だな。
そんなことを確信したり。
明日は、ある意味、デビュー戦だね。
いい顔して走るんだろうな。
by akaring-sun
| 2010-06-11 23:45
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