ホホエマシイ旅人

悔しい

 土曜日、VOCEという美容雑誌のメイク&ファッションページを代官山スタジオで撮影した。私にとっては、美容専門誌でメイクページを担当出来る願ってもないビックチャンスで、とてもとても気合いが入っていた。スタッフも最強、この上ない喜びだった。なのに、本当にちょっとしたスタジオマンの仕事に対する考えの甘さが、撮影の調子を狂わせた。ハッセルブラッドのマガジンにフィルムが入っていなかったのだ。最悪だ。シャッター1回1回にどれだけの気持ちを込め、二度とやって来ない一瞬のモデルの表情をとらえていることか。本当に悔しい。もう一度といわれても、もうあの一瞬はない。「すみません、入っていませんでした。」と小声で謝られ、グーで殴りたいくらいの気持ちだったけれど、モデルのモチベーションを下げまいと、そのまま続行した。悔しい。気持ちよくシャッターを押せていただけに本当に悔しい。それから何点か物取りをし、胸がすっきりしないまま、撮影は終了した。
 そして、今日、現像所に上がりを取りに行った。青ざめた。フィルムが巻き切れていなく、初めの2カットが駄目になっている物が半分以上。さすがに心穏やかにいられず、スタジオに電話を入れ、厳重に注意をするようにお願いをした。そして、それから直ぐに担当のライターとともに確認作業をしていたら、撮影したはずのカットが足りない事に気づいた。パールのネックレスのカット。確認用のポラロイドもちゃんと残っているから、撮り忘れという事は絶対にない。いったいどういう事だ。
 私の記憶では、まずリップのよりのカットを7枚撮り、そのマガジンは保留。そして別のカメラでファッションの撮影に入り、昼食後、保留にしていたマガジンの続きで5枚パールのネックレスを撮影した。7+5=12。そのマガジンには「テスト」と白いテープを貼って名前が書いてある。私が所有する3つのマガジンのうちその「テスト」マガジンだけが12枚撮りで、残りは16枚撮りでそれぞれに1と2と番号が振ってある。マガジンは12枚または16枚撮りきった所で、シャッターはおりない仕組みになっている。だから私は覚えている。テストマガジンを撮りきった事を。私はそのマガジンをスタジオマンに手渡した。それから私は次のアクセサリーをセッティングし撮影に入ろうと新しいマガジンを受け取った。するとそれは、「2」であるはずのマガジンに「テスト」のテープが張られている物だった。私はそのとき怒った。
「勝手に張り替えないで。これは16枚。そっちは12枚取りだから。」
と言って、私は自分で元に戻した。
 で、頭を整理する。手元にないカットは「テスト」と書かれたマガジンで撮影をしたリップのより7枚とパールのネックレス5枚。確かに撮影をし、手渡した。でも、ない。中身が空だったとしか、考えられない。スタジオマンが不用意に番号を張り替えたのは、何か訳があるのではないだろうか。私に何か言う事があるのではないだろうか。
 今日は眠れない。これは自分の責任だ。もっと気を張っているべきだった。悔しい。
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by akaring-sun | 2004-10-26 01:16

職業・写真を撮る人。  余った時間日本にいない人。
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