ホホエマシイ旅人

撮影所の主

先日、とあるテレビコマーシャルの製作現場にお邪魔しました。
映画の撮影スタジオでの現場。
さすがは全てが大規模。
HMI(太陽光に似たライト)が巨大!!
広ーいスタジオには自然と群れが出来ていて、脚立の側にいるのが照明チーム、
入り口の側にいるのがスタジオさん、ハイスピードカメラに群がっている黒シャツは撮影チーム、
マックの画面にへばりついているのが編集さん、拡声器片手に指示を出しているのが監督。
スタッフは総勢50名。雑誌では考えられないスタッフの多さ(雑誌は約5名)。
(宣伝費に「億」のお金が動くのだから、当たり前ですね)

動画の現場は待ち時間がふんだんにあるのですね。
興味津々の私は、ふらりと各チームに御挨拶がてら質問攻め。

まずは、尾崎紀代彦のようなワイルドな照明のおっちゃん。
「光量多過ぎて、燃えそうですね」
「ああ、しょっちゅう燃えてるよ。髪の毛、焦げるから気をつけなよ」
おっちゃん、脚立に腰をかけてタバコを一服。

テーブルの上でカメラを分解している児玉清のような年配のおっちゃん。
「35ミリのフィルムなんですねー」
「そう。ここにパーフォレーションが引っかかるから、きれいに掃除してやるのよ」
おっちゃん、虫眼鏡でカメラのホコリをチェック。

キャスケットをかぶったギタリストのCharに似ている撮影監督さん。
(この業界では有名なカメラマンらしい)
私が遊びで持って行ったニコンのFM3をいじってご満悦。
「こんなにスタッフがいるなんて! 雑誌のカメラマンは照明もリタッチもカメラマンの仕事ですからねー」
「なーんか、こっちは機械的に事が進むから、そっちの方が楽しいかもよ」
と、ニヤリ。

韓流スターに似ている監督は、ビデオPodcastを流していた私のiPodを凝視。
「俺、絶対買おう、決めた! 」
と、大きく宣言。

そして、隅っこに得体の知れないビックサークルと共にずっとスタンバイしていたお姉さん。
「トランポリンの運搬屋さんですか?」
「いえ、私、トランポリンのインストラクターなんですぅ...。今日は出番、なさそうですね」
と鈍った体を豪快にストレッチ。
「せっかくだから、見たいです。まだ待ち時間ありますから」
と、全然関係ない私がごり押しをして、
宙に舞うお姉さん。

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撮影所。職人の香り漂う、いい響き。
中学生の頃、真剣に映画監督になろうと思っていたので、撮影所にいるだけで、
ああ、こんな感じなんだなー。と、ちょっと幼い頃の夢が叶ったような。
黒沢組とか山田組とか、「組」というのが本当に当てはまるチームワーク。
そしてそれは、こだわりの粋な男の集団。
女が入り込むのは、私のようにお客さんでなければ厳しいような...。
それでも、撮影所という所は、高貴で心地よい場所なのでした。

撮影所の壁に、歴代のヒット映画のブロマイド発見!
「セーラー服と機関銃」の薬師丸様。
凄みが違います!!
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by akaring-sun | 2006-12-06 01:33 | 写真の話

職業・写真を撮る人。  余った時間日本にいない人。
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