ホホエマシイ旅人

女王スルツカヤ

神様はなんて意地悪なのかしら。

荒川が金メダルで大騒ぎの日本列島。
はぁ、終わった。とため息ついた私。
非国民と言われようが、私はスルツカヤを心底応援していたので、
悔し涙をためながら表彰式を見ていましたよ。ウェーン、悔しい。

シルバーメダルを手に取って、チラリと隣の荒川のメダルを見たりして、落ち着きのないお人形さんのようなカリフォルニア娘・コーエン。
ただただ、信じられない様子の荒川静香は、指でゴールドメダルをなぞりながら、観客の声援に答えてぼんやりと手を振っていた。
そして、どうして自分がここにいるのかを納得しなくてはいけないスルツカヤは、少しも、というか、一度も掛けられたブロンズメダルを見ることなく、凛々しく前を向いていたのです。

こんなスルツカヤを見ていたら、あー、泣けて来た。
ソルトレイクでサラ・ヒューズに逆転負けして銀だった時、誰よりも銀盤で揺らいだ顔を見せない完璧主義のスルツカヤが、ぼろぼろと涙をこぼして悔し泣き。それから4年。心臓の病気を抱えているスルツカヤは何百もの薬を抱えてトリノ入り。狙うは「ゴールド」。ただひとつ。

「メダルが欲しい」と頑張った4年と、
「金メダルが欲しい」と、追い求めた4年。

同じようで、違う。

そうやって追い続けて来た陸上のオッティやフレデリクス、今回辞退したミッシェル・クワン、そして、スルツカヤ。誰が名付けたか「シルバー・コレクター」の面々は、手に届くところにありながら、魔物に希望を吹き飛ばされてしまう。
メダルと言うものは、色を指定しまうと、へそを曲げてしまうらしい。

それにしても、新採点方式。
なんだか、東大入試のようであまり面白くない。
その昔、コンパルソリーがあった頃のような退屈感。
一発逆転ホームランよりも、ヒットで点を稼げ。といった感じ。
だから、あそこで4回転にチャレンジした安藤は偉い。
安藤の4回転を見ていると、種子島宇宙センターのロケットを思ってしまう。
可能性のある限り、やり続ける。決して出来ないことではないから、やり続ける。
次につながる失敗は、失敗ではない。価値ある収穫。
そして、キャリアがあって、技術のあるトップ選手は、3回転3回転を、3回転2回転に変えたりして、確実性を重視。フリーの演技を見ていても、ただ時間が長いショートプログラムのよう。
きっと曲がったことが大嫌いな黒鳥・ボナリーだったら、「後転宙返り」するに違いない。

ともあれ、終わってしまった。
みんな、素敵だった。
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by akaring-sun | 2006-02-24 20:36

職業・写真を撮る人。  余った時間日本にいない人。
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