ホホエマシイ旅人

社会の緩み

 脱線事故。なんて言っていいのか、自分が何も出来ないのが悔しい。
 テレビに映し出される報道陣の姿。職業柄、どうしてもインタビューされている被害者の方よりもそちらに目がいってしまう。遺体安置所の取材という、とってもデリケートな対応が要求される場で正装をしていたのは映し出されるリポーターだけだった。その周辺でマイクやカメラを構える大勢のメディア関係者はいつもと変わらぬラフなもの。事故直後なら分かる。いち早く現場に急行するものだから。でも、もう3日目だ。
 乙武さんのお父様の葬儀の事を思い出した。彼は「取材の方は正装で」とお願いしていた。だけれども、それは一部において守られなかった。そして彼は取材を拒否して、非難された。
 カメラマンというものは何かのトラブルに備えて、念には念という事で常に複数のカメラボディやレンズを持つ。それと同じように、正装をロッカーに入れて置くことくらいは容易いはずなのに。「報道」という分野なら、少なくともそのような場面に接する事が多いのだから。
 ある遺族がこんなことを言っていた。
「社会の緩みが引き起こしたんだ。誰かに責任を追及した事で何もならん。」
 社会の緩み。本当に緩んでいる。私もきっと緩んでいる。
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by akaring-sun | 2005-04-28 00:22 | 写真の話

職業・写真を撮る人。  余った時間日本にいない人。
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