Sixth Sense レビュー
Abracadabraから2年2ヶ月。
Brown Eyed GirlsのNEWアルバム「Sixth Sense」
ブアガルのクリエイティブワークに、限界はない。
もう、圧巻。脱帽。
ブアガル4人でしか出来ない音を、ここまで完成させるとは。
クオリティー高すぎて、相応な形容詞が日本語に見つからない。
この音を作り上げるのに、2年2ヶ月。
いや、よく2年2ヶ月で作った。と賞賛したいですわ。
「L.O.V.E.」以降、エレクトロニックダンストラックが続いて、ブアガルの実力をフルに発揮する曲が出ていなかっただけに、きっと本人達も、お腹の底から声を出したかったに違いない。最高〜!。
ジェアのパワーヴォーカルを全面に持って来たところの高揚感は、The Weather Girlsの「It's Raining Men」を彷彿とさせるし、ミリョのラップで第二幕が開演するようなくだりは、QEENの「Bohemian Rhapsody」の壮大さを期待させる。SONGでありながらSHOWである構成。
作詞作曲はキム・イナとイ・ミンスのゴールデンコンビ。
ブアガル4人なら「これも可能、あれも可能」と、創作意欲かき立てられて、常に挑戦出来る幸せ、かつ、エネルギーのいる立場のお二人。やはり、家族のようにブアガルを知るだけある。すばらしい仕事ぶり。
3分過ぎのミリョのラップからは、完全にノックアウト。
他にこれだけやれるグループあるなら教えてほしい。
ジェアでボルテージを上げて、さらにガイン&ナルシャ限界ハイトーン(イルカの鳴き声のような音域)で畳み掛ける駄目押し。ブアガルの低音担当と言えばガイン。驚愕の底力。
もう、この辺からラストまで息が出来ません、凄すぎて。
やっぱり4人、最高ですね。
このバランス。
さて、好き嫌い分かれそうなミュージックビデオのテイスト。
監督は、Abracadabra、Signに続き、ファン・スア女史でございます。
スア女史の作品は、作家性が強いと言いますか、プロモーションの域を脱するといいますか、エンディングが胸が締め付けられそうなほど破滅的なことが多いです。
幼児虐待を扱ったZia「Laughter」、皮膚疾患と注射針で放送禁止になったsunny hill「pray」なんて、私には1回見たら、もういいです、って感じです。
俳優の演技力、映像力、演出力、MVでなければ、完成度高い作品なのですが、MVって、何度も何度も見てもらわなければ、セールス効果期待出来ないですよね?
そこがたまによく分からないのですな。スア女史の七不思議。
今回の「Sixth Sense」
スア女史のことだから、深い意味合いを映像の中に盛り込んでいるに違いない。
本日の視聴20回で謎解き。
始まりのガインは体の奥深くから疼く感情で縛り付ける権力を押しのけるような鋭さ。
湿り気ある天井の高い広い部屋。椅子に縛り付けられ身動き取れず幽閉されている。
ガインは影。静のレジスタンス。
続くナルシャはすべてを敵と見なして今にも爪で引っ掻きそうな攻撃性を持ったメス猫。
鉄格子がついた窓から光が差し込む小部屋。繋がれていないので、閉じ込められた狭い空間を動き回り全身で感情を吐き出している。
ナルシャは陽。動のレジスタンス。
この2人の個性を対局に持って来たところ。ブアガルツートップを分かっている。
冒頭の宮殿?要塞? の門にいる2匹のイーグル。
歌詞に出てくる「ジャングルに閉じ込められた2匹のように」。
「2匹」ポイントなのかな。
そして、水面に浮かぶサークル状の枝にくくられたジェア。
前出の「2匹」のみなぎる反骨心とは違って、こちらは長い眠りから覚めたような表情。
ポイントは、「水」と「雨」。
宮殿入り口、青空。多くのマイクを前に腕を鎖でつながれた仁王立ちのミリョ。
ズラリと並んだ不気味なマイクが、機動隊の群衆とシンクロする。多数への反旗。
ポイントは「群れ」。
そして、機動隊と向かい合った芝生広場でのダンスシーン。
影のガインは、上着を脱ぎながらゆっくり歩いて詰め寄る。
陽のナルシャは、髪を振り乱しながら開脚して踊る。
ミリョがマイクを蹴飛ばして、それぞれ自由を手に入れてから、機動隊の反乱。
機動隊を照らす「光」
機動隊の足下に伸びる「影」
機動隊に降り注ぐ「放水、雨」
はい、これで、ポイント、シンクロ!
我ながら、よく、考察したな。
ガインの女優力に製作陣はべた惚れなんだろうな。ガインのカット、多いもの(笑)。
やはり、あの眼差し。あの間の取り方。感がよろしい。
演出と言うことだけで見ると、クセのあるスア女史ワールドに難なくすっぽりハマるのは、ガイン。次にナルシャ。ミリョはラッパーという立場から存在感があるから味付け不要。たぶん、スア女史がキャラクター付けするのに苦労してそうなのがジェア。Abracadabraの時は、でっかい犬を連れて異次元感を出していたし。
歌っているジェアがどんだけカッコいいか。今回、ジェアのヴォーカルが際立ているだけに、もう少しフューチャーして欲しかったよ〜。
総括としては、
とても良く出来ている。
私の好きなブアガルは、MVでなくステージ上ですね。
音楽中心のカムバックステージ、鳥肌たちました。
Abracadabraみたいに、後にダンスバージョンMVが出るかな。
そちらに期待したい。
コネタ的に。
ヘルメット脱ぎ捨てて、雨の中叫ぶ機動隊の男子。
下の歯を矯正中。
ゴールドのマスクをした総統? 権力者を演じているのは、おそらく、
作曲家のイ・ミンス。
違うかな? あのフォルムからしてLMSさんだと思うんですけど。
だれか答えを教えて。
そんなところですかね。
うわー、長いな。
ブアガルが本気の作品出して来たから、こちらも本気で考えてみました。
興味ない方、ごめんなさい。
アルバム最高です。本当に4人は最高です。
Brown Eyed Girls 聞いてみてください。
Brown Eyed GirlsのNEWアルバム「Sixth Sense」
ブアガルのクリエイティブワークに、限界はない。
もう、圧巻。脱帽。
ブアガル4人でしか出来ない音を、ここまで完成させるとは。
クオリティー高すぎて、相応な形容詞が日本語に見つからない。
この音を作り上げるのに、2年2ヶ月。
いや、よく2年2ヶ月で作った。と賞賛したいですわ。
「L.O.V.E.」以降、エレクトロニックダンストラックが続いて、ブアガルの実力をフルに発揮する曲が出ていなかっただけに、きっと本人達も、お腹の底から声を出したかったに違いない。最高〜!。
ジェアのパワーヴォーカルを全面に持って来たところの高揚感は、The Weather Girlsの「It's Raining Men」を彷彿とさせるし、ミリョのラップで第二幕が開演するようなくだりは、QEENの「Bohemian Rhapsody」の壮大さを期待させる。SONGでありながらSHOWである構成。
作詞作曲はキム・イナとイ・ミンスのゴールデンコンビ。
ブアガル4人なら「これも可能、あれも可能」と、創作意欲かき立てられて、常に挑戦出来る幸せ、かつ、エネルギーのいる立場のお二人。やはり、家族のようにブアガルを知るだけある。すばらしい仕事ぶり。
3分過ぎのミリョのラップからは、完全にノックアウト。
他にこれだけやれるグループあるなら教えてほしい。
ジェアでボルテージを上げて、さらにガイン&ナルシャ限界ハイトーン(イルカの鳴き声のような音域)で畳み掛ける駄目押し。ブアガルの低音担当と言えばガイン。驚愕の底力。
もう、この辺からラストまで息が出来ません、凄すぎて。
やっぱり4人、最高ですね。
このバランス。
さて、好き嫌い分かれそうなミュージックビデオのテイスト。
監督は、Abracadabra、Signに続き、ファン・スア女史でございます。
スア女史の作品は、作家性が強いと言いますか、プロモーションの域を脱するといいますか、エンディングが胸が締め付けられそうなほど破滅的なことが多いです。
幼児虐待を扱ったZia「Laughter」、皮膚疾患と注射針で放送禁止になったsunny hill「pray」なんて、私には1回見たら、もういいです、って感じです。
俳優の演技力、映像力、演出力、MVでなければ、完成度高い作品なのですが、MVって、何度も何度も見てもらわなければ、セールス効果期待出来ないですよね?
そこがたまによく分からないのですな。スア女史の七不思議。
今回の「Sixth Sense」
スア女史のことだから、深い意味合いを映像の中に盛り込んでいるに違いない。
本日の視聴20回で謎解き。
始まりのガインは体の奥深くから疼く感情で縛り付ける権力を押しのけるような鋭さ。
湿り気ある天井の高い広い部屋。椅子に縛り付けられ身動き取れず幽閉されている。
ガインは影。静のレジスタンス。
続くナルシャはすべてを敵と見なして今にも爪で引っ掻きそうな攻撃性を持ったメス猫。
鉄格子がついた窓から光が差し込む小部屋。繋がれていないので、閉じ込められた狭い空間を動き回り全身で感情を吐き出している。
ナルシャは陽。動のレジスタンス。
この2人の個性を対局に持って来たところ。ブアガルツートップを分かっている。
冒頭の宮殿?要塞? の門にいる2匹のイーグル。
歌詞に出てくる「ジャングルに閉じ込められた2匹のように」。
「2匹」ポイントなのかな。
そして、水面に浮かぶサークル状の枝にくくられたジェア。
前出の「2匹」のみなぎる反骨心とは違って、こちらは長い眠りから覚めたような表情。
ポイントは、「水」と「雨」。
宮殿入り口、青空。多くのマイクを前に腕を鎖でつながれた仁王立ちのミリョ。
ズラリと並んだ不気味なマイクが、機動隊の群衆とシンクロする。多数への反旗。
ポイントは「群れ」。
そして、機動隊と向かい合った芝生広場でのダンスシーン。
影のガインは、上着を脱ぎながらゆっくり歩いて詰め寄る。
陽のナルシャは、髪を振り乱しながら開脚して踊る。
ミリョがマイクを蹴飛ばして、それぞれ自由を手に入れてから、機動隊の反乱。
機動隊を照らす「光」
機動隊の足下に伸びる「影」
機動隊に降り注ぐ「放水、雨」
はい、これで、ポイント、シンクロ!
我ながら、よく、考察したな。
ガインの女優力に製作陣はべた惚れなんだろうな。ガインのカット、多いもの(笑)。
やはり、あの眼差し。あの間の取り方。感がよろしい。
演出と言うことだけで見ると、クセのあるスア女史ワールドに難なくすっぽりハマるのは、ガイン。次にナルシャ。ミリョはラッパーという立場から存在感があるから味付け不要。たぶん、スア女史がキャラクター付けするのに苦労してそうなのがジェア。Abracadabraの時は、でっかい犬を連れて異次元感を出していたし。
歌っているジェアがどんだけカッコいいか。今回、ジェアのヴォーカルが際立ているだけに、もう少しフューチャーして欲しかったよ〜。
総括としては、
とても良く出来ている。
私の好きなブアガルは、MVでなくステージ上ですね。
音楽中心のカムバックステージ、鳥肌たちました。
Abracadabraみたいに、後にダンスバージョンMVが出るかな。
そちらに期待したい。
コネタ的に。
ヘルメット脱ぎ捨てて、雨の中叫ぶ機動隊の男子。
下の歯を矯正中。
ゴールドのマスクをした総統? 権力者を演じているのは、おそらく、
作曲家のイ・ミンス。
違うかな? あのフォルムからしてLMSさんだと思うんですけど。
だれか答えを教えて。
そんなところですかね。
うわー、長いな。
ブアガルが本気の作品出して来たから、こちらも本気で考えてみました。
興味ない方、ごめんなさい。
アルバム最高です。本当に4人は最高です。
Brown Eyed Girls 聞いてみてください。
by akaring-sun
| 2011-09-25 01:11
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世界の呼ばれるスポット
1、コスタリカの森
2、サハラ砂漠
3、中禅寺湖
4、石垣島あかいし
5、サパ(VEN)
6、アントワープ(BER)
7、ジェルバ島(TUN)
8、ナザレ(POR)
9、メテオラ(GRE)
10 千葉・鵜原守屋海岸
2、サハラ砂漠
3、中禅寺湖
4、石垣島あかいし
5、サパ(VEN)
6、アントワープ(BER)
7、ジェルバ島(TUN)
8、ナザレ(POR)
9、メテオラ(GRE)
10 千葉・鵜原守屋海岸